六つの手掛かり

9月 12, 2009

短編集だが、探偵林茶父の推理は結構強引な感じがする。ガチガチな設定故なのか。殺人の動機が弱いのは仕方がないがそれを補う紙面もなかったのかも知れない。ただ、六つの短編それぞれのタイトルが六、五、四と数字が下がっておりどういう仕掛けがあるのかと思いきや最後に一杯食わされた。読んでのお楽しみだが、やはり面白い作家だ。


警官の紋章

7月 6, 2009

警官の紋章
佐々木 譲

警官の紋章
角川春樹事務所 2008-12
売り上げランキング : 8735

おすすめ平均 star
star前作2作が良かっただけに
star今後の展開に期待するも。
starうまい!

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よくあるキャリアvsノンキャリという図式、司法取引、上層部による圧力、警察内部の統制といった興味深い構図がちりばめられて、それに加えて全体を通してサミット警備が進む中でのテロを予想させる展開に引き込まれた。

しかし、何というか少し切れが悪い。ピリッとしない。場面(同時進行する登場人物たち)を切り替えすぎているきらいもある。


時計館の殺人

12月 22, 2008

時計館の殺人 (講談社文庫)
綾辻 行人

時計館の殺人 (講談社文庫)
講談社 1995-06
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おすすめ平均 star
star心情的に認められない
star日本推理作家協会賞に恥じぬ傑作
star十角館の焼き直し

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これまで知らなかった作家だったがシリーズの「~館の殺人」ということで楽しんで読むことができた。

どんどんと登場人物が殺されていく流れに驚きつつもトリックには驚いた。

詳細な館内の図面付きで楽しめるが、ちょっと暇がないのでシリーズに手を出すのはよそう。


パーフェクト・ブルー

4月 21, 2008

パーフェクト・ブルー (創元推理文庫)
宮部 みゆき

4488411010
東京創元社 1992-12
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おすすめ平均 star

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将来を嘱望される高校生エースピッチャーの衝撃的な焼身殺人から始まり、その犯人の自殺というところで、舞台が変わる。製薬会社の5年前の実験という新たな展開となるが、少しするとそれが一気につながる。中盤からのテンポのよさは良いと思いました。


サイン会はいかが?

3月 15, 2008

サイン会はいかが?―成風堂書店事件メモ (ミステリ・フロンティア 32)
大崎 梢

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東京創元社 2007-04
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短編五編からなる本屋を舞台とするミステリー?トリックは至ってシンプルで読みやすかった。掲題のお話より私は「取り寄せトラップ」という短編が気に入ったが。。。

書店の忙しさ、仕事の仕組みや流れの描写はとてもリアル。さすがは元書店員と唸らされる。一方で登場人物のセリフが少し分かりにくくかぶっているのが残念。

もっとこのシリーズを読もうとは思わないが、この軽妙なミステリーは捨てがたい。