オレたちバブル入行組
池井戸 潤

文藝春秋 2004-12-10
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以前読んだ、「空飛ぶタイヤ」の著者によるもの。帯にもあったが一気に読める代物である。「空飛ぶ~」と同様に組織社会の力とそれを操るものによって理不尽な目に遭わされた主人公が丹念に準備して、反撃に出ていく様は溜飲を下げるものがある。実際の銀行界、中小企業会ではあり得ないことであろうが、部外者としては単純に楽しめた話であった。
そしてこの本のタイトルにある「バブル入行」の頃に社会に出た自分としては、この主人公達の辿ってきた道のりは人ごとではないなとそう思わされたのであった。「捨てるのは簡単だが、夢を持ち続けることが難しい」青いコトバかも知れないが、妙に頭に残った。